OnePlusの最新スマートウォッチ「OnePlus Watch 3」に、予想外の製造ミスが発覚しました。一部のモデルには、裏面の刻印に「Meda in China」という誤字が含まれており、本来の「Made in China」と異なる仕上がりになっています。
このミスを受け、OnePlusは公式SNSで問題を認めた上で、対象ユーザーに2つの選択肢を提示しました。ひとつは、この“誤字入り限定版”をそのまま保持すること。もうひとつは、返品と返金を受けることです。さらに、今回の配送分には謝罪文が同封され、より正式な対応がとられています。
OnePlus Watch 3の“誤字モデル” その実態とは

OnePlus Watch 3の一部出荷分に「Meda in China」という誤字が刻印されていたことが判明しました。本来は「Made in China」と刻まれるべき部分が間違っており、製造過程でのミスがそのまま反映された形です。
この問題が発覚したのは、購入者がSNSに投稿した写真がきっかけでした。これを受けてOnePlusは迅速に対応し、公式アカウントを通じてミスを認めると同時に、顧客に選択肢を提示しました。「誤字入りのまま時計を保持する」または「返品して返金を受ける」という二択が用意され、ユーザー自身が判断できる仕組みが取られました。
さらに、今回の追加対応として、一部の購入者にはOnePlusからの正式な謝罪文が同封されており、これが誤字入りモデルの希少価値をさらに高める可能性があると注目を集めています。ミスが公に認められたことで、製品そのものが記念品のような特別な存在となりつつあるのです。
誤字入りモデルはプレミア化するのか
製造ミスによる誤字モデルが市場で注目を集めるのは珍しいことではありません。過去にはAppleやSamsungの製品でも、印刷ミスやロゴの誤りがあったデバイスが限定的に流通し、後にプレミア価格がついた例があります。今回のOnePlus Watch 3の誤字入りモデルも、同様の展開をたどる可能性があります。
特に、今回のケースではOnePlus自身が公式に誤字を認め、さらに謝罪文を付けて送付している点がポイントです。こうした公式対応があることで、「正規の製品とは異なる特別仕様」としての価値が高まることが考えられます。加えて、誤字が刻まれたのが時計の裏面という点も影響しそうです。普段は目立たない部分ではありますが、そうした小さな違いこそがコレクターの心をくすぐる要素になり得ます。
もちろん、プレミア化するかどうかは市場の動向次第です。すべての誤字モデルが高値で取引されるわけではなく、供給量や話題性によって価値が変わるため、将来的な価格上昇を保証するものではありません。ただ、OnePlusが意図せず生み出した“限定版”が、今後どのような評価を受けるのかは注目されるでしょう。
OnePlusの対応はブランド評価を左右する
OnePlusは今回の誤字問題に対して、迅速かつユーモアを交えた対応を見せました。公式SNSでは「Oops, we’ve meda mistake!(おっと、ミスをしちゃいました!)」とジョークを交えつつ、ユーザーに状況を説明しました。こうした軽妙な対応は、ブランドイメージを守る上で非常に効果的です。
企業が製造ミスを起こした際の対応は、ユーザーの信頼を左右する重要な要素です。ミスを隠そうとするのではなく、率直に認めて適切な対応を取ることで、むしろブランドへの好感度を高めることも可能です。特に今回のように、製品の品質には影響を及ぼさないミスであれば、ポジティブな話題として広がることもあります。
また、OnePlusが返品・返金の選択肢を用意した点も、ユーザーにとっては安心材料となりました。製品を交換するのではなく返金対応としたことで、誤字入りモデルを「特別なもの」として扱う姿勢が強調され、結果的に購入者の満足度を高める形になったといえます。企業のミス対応がブランド評価に与える影響は大きく、今回のOnePlusの対応は成功例として注目されるでしょう。
Source:PhoneArena