バルセロナで開催されたMWCの展示フロアに、未発表のSamsung Galaxy S25 Edgeが登場しました。その厚さはわずか6mmとされ、洗練されたデザインが目を引きます。
この端末はシルバーのチタンのような仕上げに加え、ほぼベゼルレスのディスプレイを採用。薄型化の影響か、背面カメラは2つのみとなっており、従来のGalaxy Sシリーズとは異なる方向性が見られます。
6mmの極薄ボディが生む新たなスマホ体験

サムスンがMWCで披露したGalaxy S25 Edgeは、わずか6mmの超薄型デザインを採用しています。このサイズは現行のGalaxy S25 Plusよりもさらに薄く、スマートフォンの携帯性を大きく向上させる可能性があります。特にポケットやバッグへの収納がより快適になり、大型スマホの重さに悩まされていたユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
さらに、チタンのような光沢仕上げが施されたシルバーのボディは、プレミアム感を演出しています。ディスプレイはほぼベゼルレスで、画面占有率を最大限に引き上げるデザインが採用されている点も特徴的です。しかし、カメラモジュールの構成には変化があり、従来のGalaxy Sシリーズに見られる複数のカメラではなく、S25 Edgeはデュアルカメラ仕様となっています。
この仕様変更には賛否が分かれそうですが、薄型デザインを優先した結果である可能性が高いです。スマートフォン市場ではカメラ性能が重要視される傾向にありますが、Galaxy S25 Edgeがどこまで画質面で競争力を維持できるのかが注目されます。
サムスンの狙いは「プレミアムな薄型スマホ」市場の開拓か
Galaxy S25 Edgeの登場は、サムスンが新たな市場を模索している兆候とも考えられます。近年、スマートフォンのトレンドは高性能なカメラやAI機能の強化に向かっていましたが、ここにきて「薄さ」と「軽さ」に焦点を当てたモデルが発表されたことは興味深いポイントです。この流れは、ユーザーが日常的に持ち歩くデバイスとしての快適さを重視し始めたことを示唆しているのかもしれません。
また、サムスンは過去にもMWCで未発表のデバイスをチラ見せする手法を取っており、昨年はGalaxy Ringをガラスケース内で展示して話題を集めました。今回のGalaxy S25 Edgeも同様の戦略が採られており、事前に関心を高めることで発売後の話題性を確保する狙いがあると考えられます。
今後の展開として、サムスンがこの薄型モデルをどのような位置づけで販売するのかが注目されます。フラッグシップモデルとは異なる新たなカテゴリを確立するのか、それとも既存のSシリーズの派生モデルとして展開するのか、ユーザーの反応次第で戦略が決まっていく可能性があります。
Source:ZDNET