サムスンはMWC 2025で新たなミッドレンジスマートフォン「Galaxy A56」「A36」「A26」の3機種を発表しました。価格は500ドル、400ドル、300ドルと手頃でありながら、明るいディスプレイや耐久性の高いガラス素材を採用し、高級感のあるデザインに仕上がっています。
新機種はAndroid 15を搭載し、Googleの「Circle to Search」機能やAIによる写真編集ツールを備えています。さらに、6年間のOSおよびセキュリティアップデートが提供され、IP67等級の防塵・防水性能も確保。これにより、価格以上の価値を実現しています。
最上位モデルのGalaxy A56はExynos 1580プロセッサーを搭載し、ゲームや動画視聴時のパフォーマンスを強化。一方、A36はSnapdragon 6 Gen 3を採用し、バランスの取れた性能を実現。エントリーモデルのA26もCorning Gorilla Glass Victus Plusを採用するなど、エントリーモデルとは思えない仕様です。
MWC 2025で公開されたGalaxy Aシリーズの詳細 スペックと特徴をチェック

サムスンが発表した新型Galaxy Aシリーズは、「A56」「A36」「A26」の3モデル。それぞれの価格帯に合わせたバランスの取れた仕様が特徴です。最も高性能なA56はExynos 1580プロセッサーを搭載し、6.7インチのディスプレイと50MPのメインカメラを採用。ゲームや動画視聴向けに冷却システムも強化されています。
A36はSnapdragon 6 Gen 3を採用し、120Hzリフレッシュレートの6.7インチディスプレイを搭載。5,000mAhの大容量バッテリーと45Wの急速充電にも対応し、日常使いに最適なスペックです。A26はエントリーモデルながら、IP67等級の防塵・防水性能やGorilla Glass Victus Plusを採用し、耐久性に優れています。
どのモデルもAndroid 15とOne UI 7を搭載し、長期間のアップデート保証があるため、ミッドレンジモデルながらも長く使えるスマートフォンとなっています。価格と性能のバランスを重視しつつ、デザインや耐久性、カメラ機能にもこだわりが見られる点が魅力です。
AI機能の進化 Googleの「Circle to Search」と新たな写真編集ツール
今回のGalaxy Aシリーズは、AI機能の強化もポイントです。特に注目されているのがGoogleの「Circle to Search」機能。画面上のテキストや画像をなぞるだけで即座に検索ができるため、翻訳や情報収集がスムーズになります。これにより、調べものをしたいときにアプリを切り替える必要がなく、操作がより直感的になりました。
さらに、新たなAI写真編集ツールも搭載され、画像の補正やオブジェクトの削除が簡単にできるようになりました。特に「オブジェクトイレイサー」は、不要な要素を一括で消去できるため、手軽にクオリティの高い写真編集が可能です。また、「エディットサジェスション」機能では、AIが画像を分析し、影や反射の除去を提案してくれるため、編集の手間が省けます。
こうしたAI機能の進化により、これまでハイエンドモデルでしか体験できなかった機能が手頃な価格帯のスマートフォンでも利用できるようになりました。スマホの活用範囲が広がり、より便利な使い方ができる点は、多くのユーザーにとって魅力的なポイントになりそうです。
Galaxy Aシリーズは長く使える?耐久性やアップデート保証に注目
ミッドレンジスマートフォンでは、価格の安さが魅力な一方で、長期間の利用を考えたときにアップデート保証や耐久性が重要なポイントとなります。今回のGalaxy Aシリーズは、サムスンが6年間のOSとセキュリティアップデートを提供するため、最新のソフトウェアを長く維持できます。
さらに、IP67等級の防塵・防水性能を備えているため、雨の日や水辺での使用でも安心感があります。特にA36とA56は、前面と背面にGorilla Glass Victus Plusを採用しており、傷や衝撃にも強く、長期間の使用に耐えられる設計となっています。
バッテリーの持続時間も5,000mAhと大容量で、急速充電にも対応しているため、長時間の使用にも十分な設計です。これらの要素を考えると、Galaxy Aシリーズは単なるコストパフォーマンスの良いモデルというだけでなく、長く安心して使えるスマートフォンとしても評価できるでしょう。
Source:CNET