Google Discoverは便利な情報収集ツールですが、興味のない記事ばかり表示されてしまい、思うように活用できないと感じることはありませんか?筆者もGoogle Pixelを使い始めたことでDiscoverフィードを日常的に利用するようになりましたが、最初は無関係な記事が並び、使いづらさを感じていました。
しかし、設定の見直しやアカウントの使い分け、閲覧履歴の管理など、いくつかの工夫を試すことで、Discoverフィードの精度を大幅に改善できました。
特定のニュースジャンルに特化したアカウントを作成したり、不要なサイトやトピックをブロックしたりすることで、自分好みの情報が集まりやすくなります。また、Google Newsの検索機能を活用することで、Discoverに反映される記事をコントロールすることも可能です。
Google Discoverのフィードを整える具体的な方法

Google Discoverを自分好みにカスタマイズするには、いくつかの具体的な設定変更が効果的です。特に、興味のあるジャンルを明確にし、不要な情報を排除することが重要になります。
まず、Google Discoverの精度を高めるには、Googleアカウントの検索履歴やアクティビティ履歴を管理することが欠かせません。
Googleアプリの設定画面から「検索履歴」を開き、不要な履歴を削除することで、Discoverの表示内容が変わる可能性があります。また、Googleアプリのデータを削除することで、一時的にフィードのリフレッシュが可能ですが、完全なリセットはできないため、新しいアカウントを作成するのも一つの選択肢です。
さらに、不要な記事を減らすためには、Discover上の特定のサイトやトピックを非表示にすることが有効です。記事カードの右上にあるメニューから「このサイトの記事を表示しない」または「この話題に興味がない」を選択すると、不要な情報がフィードに出にくくなります。興味のある記事を積極的に読むことで、アルゴリズムが好みを学習し、より関連性の高い記事を表示するようになります。
Google Newsとの併用でDiscoverをさらに最適化
Google DiscoverとGoogle Newsを組み合わせることで、より精度の高い情報収集が可能になります。Discoverが自動で記事を推奨するのに対し、Google Newsでは自分で情報を検索できるため、興味のあるニュースを能動的に選ぶことができます。
Google Newsの検索バーを活用すると、特定のニュースサイトの記事をDiscoverに反映させることができます。例えば、特定のメディアの記事がDiscoverに表示されない場合は、Google Newsでそのメディア名を検索し、記事を閲覧すると、Discoverのアルゴリズムがその傾向を学習し、表示頻度が上がる可能性があります。
また、Google Newsで特定のキーワード(例:「スマートフォン」「AI技術」など)を検索し、そのトピックの記事を読むことで、Discoverのフィードにも関連情報が表示されやすくなります。
Google Newsはアカウント単位でフィードが統一されるため、複数のデバイスで同じニュースを確認できるメリットもあります。一方、Discoverはデバイスごとに異なる情報が表示されるため、スマートフォンとタブレットで表示される記事が違うことがあります。Discoverの内容を統一したい場合は、Google Newsで積極的に情報を集め、閲覧履歴をDiscoverに反映させる方法が有効です。
Discoverフィードを快適に使うための習慣
Google Discoverの精度を向上させるには、日々の閲覧習慣を工夫することも大切です。単に見出しを流し読みするのではなく、興味のある記事は最後までしっかり読むことで、Discoverのアルゴリズムが「有益な情報」と認識しやすくなります。特に、記事を保存する機能を活用すると、Googleが類似記事を提案しやすくなり、より関連性の高い情報がフィードに表示されるようになります。
また、スポーツや金融関連の情報を積極的に表示させたい場合は、Googleアプリの設定でカスタマイズが可能です。例えば、「スポーツ」の設定を有効にしてお気に入りのチームを登録すると、関連ニュースがDiscoverに表示されやすくなります。同様に、為替レートや株価情報など、関心のある金融指標を設定することで、必要な情報をピンポイントで取得できます。
Discoverは完全に自分でコントロールすることは難しいですが、閲覧履歴の管理や興味のある記事の選択、不要な情報のブロックといった工夫を続けることで、より快適に利用できるようになります。毎日の情報収集をストレスなく行うために、少しずつ設定を見直してみると良いでしょう。
Source:Android Authority