多くのAndroidユーザーが気づかないままにしている隠れた便利機能がいくつも存在する。
通知の見逃しを防ぐ「通知履歴」や、Wi-FiパスワードをQRコードで共有できる機能など、これらのツールを活用すれば、日常のスマートフォン操作がさらに快適になるだろう。
今回は、Androidで知っておきたい5つの便利機能を紹介する。
通知履歴で重要な情報を見逃さない
Androidでは、通知があまりにも多く、気づかぬうちに重要なものを見逃すことがよくある。この問題を解決するために、「通知履歴」機能が便利だ。通知履歴を有効にすることで、過去24時間に受け取ったすべての通知を確認できる。
この機能を利用するには、設定アプリを開き、「通知」メニューから「通知履歴」を選び、スイッチをオンにするだけでよい。これにより、重要な通知を逃さず、後からでも確認できるようになる。
仕事やプライベートで大量の通知を受ける人には特に有用であり、日常のスマートフォン操作がより効率的になるだろう。
QRコードでWi-Fiパスワードの共有を簡単に
友人や家族が自宅に来た際、Wi-Fiパスワードを手入力するのは手間がかかるが、AndroidではQRコードを使って簡単に共有することができる。この機能により、パスワードを口頭で伝えたり、スペルミスを心配したりする必要がなくなる。
Wi-FiのQRコードを生成する方法は、まず通知バーを下にスワイプして「インターネット」のクイック設定をタップする。そして、「Wi-Fi共有」を選び、QRコードを表示するだけだ。相手のスマートフォンでQRコードを読み取れば、自動的にWi-Fiに接続される。
この機能は簡単でありながら非常に便利で、日常的に多くの場面で役立つだろう。
緊急時に役立つ医療情報の設定
緊急時に自分の医療情報が瞬時に確認できることは、命を守るために非常に重要である。Androidでは、あらかじめ医療情報を設定しておくことが可能だ。これにより、救急隊員や他の人々がロック画面からでも必要な情報にアクセスできる。
設定方法は、まず「設定」アプリを開き、「安全と緊急」を選択する。次に「医療情報」をタップし、必要な情報を入力する。これには、アレルギーや服用している薬、緊急連絡先などが含まれる。
この設定により、緊急時に迅速な対応が可能になり、自分の命を守る手助けになる。
プライバシーを守るアプリピン留め機能
友人や家族にスマートフォンを貸す際、他のアプリを勝手に操作されることを防ぎたい場面は少なくない。そのような時に役立つのが、Androidの「アプリピン留め」機能だ。この機能を使えば、指定したアプリ以外の操作をロックできる。
アプリピン留めを設定するには、まず「設定」アプリを開き、「セキュリティとプライバシー」メニューを選ぶ。そして「その他のセキュリティ設定」をタップし、「アプリピン留め」をオンにする。次に、ピン留めしたいアプリを開き、タスクビューでそのアプリを選びピンを付けるだけで完了だ。
これで、見せたいアプリ以外にはアクセスできず、プライバシーが守られるようになる。