Onyx Booxが最新の電子リーダー「Palma」を10月21日に発表する。
この新モデルはAndroid 13を搭載し、6.13インチのE Inkディスプレイを備えている。
また、3950mAhのバッテリーやAIスマートキーといった高度な機能も特徴だ。

Onyx Boox Palmaの主要特徴

新型Onyx Boox Palmaは、電子書籍リーダーとして高い性能を誇るモデルである。
その最大の特徴は6.13インチのE Inkディスプレイで、300ppiの解像度を備えている。
このディスプレイは、デュアル温冷フロントライト機能を搭載しており、暗所でも快適に読書が可能である。

また、このモデルは3950mAhのバッテリーを搭載しており、メーカーによると30日間の読書時間が可能であるとされている。
さらに、外部メモリーカードを用いて最大1TBまでのストレージ拡張が可能で、多くの電子書籍やオーディオブックを保存することができる。
このスペックにより、電子書籍リーダーとしてのパフォーマンスは非常に高く、幅広いユーザーに対応できると考えられる。

Palmaは中国市場限定で発売される予定だが、その多機能さと高性能から、他の市場への展開も期待されている。
また、背面デザインには3Dプリントされたレザーフィニッシュが施され、外観にも高級感がある。
このデバイスは、単なる電子書籍リーダーを超えた機能性とデザイン性を兼ね備えている。

強力なハードウェアスペックとBSRフラッシュ技術

Onyx Boox Palmaのハードウェアは非常に強力で、2.4GHzのQualcomm Snapdragonオクタコアプロセッサを搭載している。
このプロセッサにより、アプリケーションの起動やページの切り替えがスマートフォン並みのスピードで行える。
また、6GBのRAMと128GBの内蔵ストレージが標準搭載されており、大容量のデータ保存にも対応する。

このモデルには、BSR(Boox Super Refresh)フラッシュ技術も搭載されている。
これにより、ページのリフレッシュ速度が格段に向上し、ディスプレイに残像が残ることなく、スムーズな操作が可能になる。
特に、長時間の読書やアプリ操作において、その快適さが顕著に表れる。

さらに、内蔵マイクも2つ搭載されており、録音や音声認識機能も充実している。
これにより、会議や授業の音声を録音し、後から聞き直すことができる。
ハードウェア面での強力なサポートにより、Palmaは多用途に活用できるデバイスとして仕上がっている。

Android 13の導入とその他のアップデート

新型Onyx Boox Palmaには、最新のAndroid 13が搭載されている。
このアップデートにより、従来のPalmaに搭載されていたAndroid 11からの大幅な改善が図られている。
Android 13の導入によって、より多くのアプリが快適に利用でき、セキュリティ面でも強化されている。

ただし、カメラ機能については一部削減されており、今回のモデルには背面カメラが搭載されていない。
その代わり、背面にはスクエア型のモジュールが配置され、上部に「Onyx」のロゴが刻印されている。
また、この変更により、カメラを必要としないユーザーには、よりシンプルで洗練されたデザインが提供されている。

その他のアップデートとしては、AIスマートキーが新たに搭載されている点が挙げられる。
このキーを使えば、デバイス内のAIスマートアシスタントに迅速にアクセスできる。
これにより、音声指示や簡単な操作でデバイスをコントロールすることが可能になる。

発売日と価格情報の期待

Onyx Boox Palmaの正式な発売日は、2023年10月21日と報じられている。
この日には、価格やさらなる仕様の詳細も発表される予定である。
現在のところ、このモデルは中国市場限定の発売が予定されており、他国での展開については明言されていない。

ただし、その機能性とデザインから、世界中のユーザーから注目されている。
特に、スマートフォンのような性能を持つ電子書籍リーダーという点で、電子書籍市場に新たな波を起こす可能性が高い。
価格についてはまだ正式な発表はないが、競争力のある価格設定が期待されている。

Palmaは、同シリーズの他のモデルと比較しても、多くのアップグレードが施されている。
特に、Android 13やAIスマートキーの導入により、読書以外にも多様な使い道が広がるデバイスとなっている。
そのため、正式発表後の動向にはさらなる注目が集まるだろう。