Boox Palma 2が発表され、前モデルと同様にコンパクトなeリーダー兼スマートフォンとして注目を集めている。新モデルは8コアCPUを搭載し、日常的な動作の高速化が期待される。また、Android 13を採用し、より快適なユーザー体験を提供する。さらに、電源ボタンに埋め込まれた指紋認証が新たに追加され、利便性が向上した。
Boox Palma 2の主な進化点
Boox Palma 2は、前モデルから大きく進化したポイントとして、8コアの高速CPUを搭載している。この新しいプロセッサにより、日常的な動作がよりスムーズになり、アプリの起動や画面の切り替えが迅速に行えるようになった。また、従来のモデルと外観はほとんど変わらないが、内蔵ハードウェアの改善により、使い勝手が大幅に向上している。
さらに、Boox Palma 2には指紋認証が追加されており、セキュリティ面でも強化が図られている。指紋センサーは電源ボタンに埋め込まれており、デバイスのロック解除が素早く簡単に行える点も魅力の一つだ。このような細かな改良により、前モデルの弱点が克服され、より実用的なデバイスへと進化している。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色展開で、購入者のニーズに応じた選択肢が提供されている。また、8GBのRAMと128GBのストレージを備え、性能と容量のバランスが良い。これらの進化により、Boox Palma 2はeリーダー市場において一層の存在感を示すデバイスとなった。
Android 13へのアップデートとパフォーマンス向上
Boox Palma 2は、Android 13を搭載している。これにより、前モデルのAndroid 11から大幅なシステムアップデートが行われ、最新のアプリやセキュリティパッチへの対応が可能となった。Android 13は、操作性やUIの改善に加え、マルチタスク性能の向上やバッテリー効率の最適化も行われているため、ユーザーは快適な操作体験を享受できる。
さらに、8コアCPUの搭載により、アプリケーションの動作が高速化され、複数のタスクを同時に処理する際のパフォーマンスも向上している。特に、eリーダーとして利用する際には、ページの切り替えや画面のリフレッシュがよりスムーズに行えるため、読書体験が大きく向上する。
また、Android 13はセキュリティ面でも強化が図られており、個人情報の保護やアプリの安全性が高まっている。これにより、Boox Palma 2はスマートフォンとしても十分に活用できるデバイスとなっている。総じて、システムとハードウェアの両面からパフォーマンスの向上が実現されたデバイスであると言える。
eリーダーとしての新たな可能性
Boox Palma 2は、従来のeリーダーとしての機能を維持しつつ、より多機能でスマートなデバイスとして進化を遂げている。6.13インチのE Ink Carta 1200ディスプレイを搭載しており、Boox独自の「Super Refresh」技術により、より滑らかなページ送りや画面のリフレッシュが可能である。この技術により、読書中のストレスが軽減され、より快適な読書体験を提供する。
また、デュアルスピーカーを搭載しており、オーディオブックやポッドキャストの利用も容易になっている。さらに、スマートボタンをプログラム可能で、ユーザーが好みに合わせて機能をカスタマイズできる点も便利だ。これにより、読書以外の用途でも活躍できるデバイスとなっている。
Boox Palma 2は、SDカードスロットを備えており、最大3,950mAhのバッテリーを搭載しているため、長時間の使用にも耐えうる。また、16MPのリアカメラを搭載し、メモやスナップ写真を手軽に記録することができる。このように、Boox Palma 2は単なるeリーダーを超え、幅広いニーズに応えるデバイスとしての可能性を秘めている。
Boox Note Air4 CとNote Maxも発表
Booxは、Palma 2に加えて、Note Air4 CとNote Maxという2つの新しいデバイスも発表している。Note Air4 Cは、10.3インチのKaleido 3 E Inkカラーディスプレイを搭載しており、スタイラス対応で手書きメモやイラストの作成が可能である。さらに、前モデルのNote Air3 Cと比較して、50%高速化された8コアチップを搭載しており、パフォーマンスが大幅に向上している。
この新モデルは、Android 13を採用し、メモリは6GBに増強された。ストレージは64GBで、microSDカードスロットによりさらに拡張が可能である。また、重量は前モデルより10g軽い420gとなっており、持ち運びやすさが向上している。バッテリーは3,700mAhで、長時間の使用にも耐えうる設計である。
一方、Note Maxは13.3インチのモノクロE Inkディスプレイを搭載した大型デバイスであり、A4サイズの画面を持つ。このデバイスは2.8GHzの8コアチップセットを搭載しており、厚さ4.6mmという非常に薄いボディが特徴である。BooxはこのNote Maxの価格や発売時期についてはまだ公表していないが、非常に注目されるモデルであることは間違いない。