2024年10月、Android 15のベータプログラムが進行中で、最新の「QPR1ベータ3」がリリースされた。
Pixelシリーズの最新機種に対応しており、Google Pixel 6以降のデバイスでインストール可能だ。
この記事では、Android 15ベータ版をGoogle Pixelにインストールする方法を解説する。
Android 15ベータ版とは?
Android 15は、2024年にリリースされたGoogleの最新モバイルOSであり、多くの新機能と改善が施されている。特に、Android 15はGoogleのTensorチップを搭載したPixelシリーズを中心にサポートされている。現在、正式版のリリースに先立ち、「QPR1ベータ3」という最新ベータ版が利用可能である。
このベータ版は、一般ユーザー向けに公開されており、Pixelシリーズの対応デバイスでインストールすることができる。ベータ版は新機能を先行して試すことができる一方、安定性が保証されていないため、一部の不具合や予期しない動作が発生する可能性がある。特に日常的に使用するメイン端末にインストールする際には注意が必要である。
このベータプログラムに参加することで、正式版リリース前のアップデートやバグ修正に協力することができる。ベータ版は正式版に比べて頻繁に更新されるため、最新機能を常に試すことができる点が大きな魅力である。
インストール対応デバイス
Android 15ベータ版は、2021年以降に発売されたGoogle Pixelシリーズに対応している。特に、Tensorプロセッサを搭載したデバイスがサポートされており、これによりSnapdragonを搭載した旧Pixelシリーズは対象外となっている。具体的には、Pixel 6以降のモデルが対応しており、Pixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 6a、Pixel 7、Pixel 7 Pro、Pixel 7a、Pixel 8、Pixel 8 Proなどが含まれている。
さらに、Pixel FoldやPixel Tablet、最新のPixel 9シリーズも対象となっており、特にPixel 9 Pro FoldやPixel 9 Pro XLなどの大型デバイスもサポートされている。一方で、Pixel 5以前のモデルは対象外となっているため、これらの旧デバイスではベータ版をインストールすることはできない。
このように、最新のGoogle Pixelデバイスを所有しているユーザーであれば、Android 15ベータ版をインストールして新機能を試すことができる環境が整っている。
ベータ版のインストール手順
Android 15ベータ版をインストールする方法は主に2つ存在する。最も簡単な方法は、Googleが提供する「Androidベータプログラム」に参加することである。このプログラムに参加するためには、Googleの公式サイト(google.com/android/beta)にアクセスし、対応するPixelデバイスを選択して「オプトイン」するだけである。オプトイン後は、デバイスの設定画面からアップデートを確認し、ベータ版をインストールできる。
もう一つの方法は、「サイドロード」と呼ばれる手順である。この方法では、Android 15のベータファイルを直接ダウンロードし、PCを介してインストールする。まず、必要なファイルをダウンロードし、デバイスをリカバリーモードにブートした後、ADBツールを使ってファイルをサイドロードする。少々手間はかかるが、即座にアップデートを適用するには最速の方法である。
どちらの方法を選ぶにしても、インストール前にデータのバックアップを行い、重要なデータが失われないように注意する必要がある。
注意点と推奨バックアップ方法
Android 15ベータ版をインストールする際には、いくつかの注意点が存在する。まず、ベータ版は正式版と異なり、安定性が完全には保証されていない。ベータ版の利用中に不具合やクラッシュが発生する可能性があるため、仕事や日常生活で使用するメインの端末にインストールすることは避けた方がよいだろう。
また、ベータ版をインストールする前に、必ずデバイスのデータをバックアップしておくことが推奨される。特に、Googleドライブや外部ストレージに重要なファイルや写真をバックアップしておくことで、インストール中に発生する可能性のあるデータ消失に備えることができる。
さらに、インストール作業に際しては、端末の「OEMロック解除」を有効にしておくと、安全性が高まる。この設定により、ベータ版インストール中に何らかの問題が発生した際でも、デバイスの回復が容易になるからである。