Xiaomiの新型スマートウォッチ「Xiaomi Watch S4」のグローバル版に関する詳細な情報がリークされました。昨年10月に中国で発表されたこのモデルは、欧州市場を中心に展開される可能性が高まっています。最新のリークによると、シルバー、ブラック、レインボーの3色が用意され、1.43インチのAMOLEDディスプレイを搭載。解像度は466×466ピクセルで、最大輝度は2,220ニットに達するとのことです。

通信面ではWi-FiおよびBluetooth 5.3に対応し、内蔵マイクとスピーカーによるBluetooth通話機能を搭載。健康管理機能も充実しており、心拍モニター、加速度計、GPSに加え、5ATMの防水性能も備えています。バッテリー容量は486mAhで、最大15日間の使用が可能とされています。

欧州向けのBluetoothモデルの予想価格は約159ユーロ(約25,000円)と見られ、前モデルより若干の価格上昇がある模様です。正式な発表はまだありませんが、MWC 2025に合わせて3月に発表される可能性が指摘されています。

スポーツやアウトドアシーンでも活躍するXiaomi Watch S4の耐久性能

Xiaomi Watch S4は、従来モデルと比べてディスプレイの明るさが向上し、屋外でも視認性が高くなっています。

最大輝度2,220ニットというスペックは、日中の強い日差しの下でもクリアな表示を可能にし、ランニングや登山などのアクティブなシーンでの利用にも適していると言えます。さらに、1.43インチのAMOLEDディスプレイは、細かな文字やグラフィックも鮮明に表示できるため、通知の確認やナビゲーションの使用時にも快適です。

また、Xiaomi Watch S4は5ATM(50メートル防水)に対応しており、手洗いやシャワーはもちろん、短時間の水泳にも耐えられる仕様です。加えて、気圧高度計を搭載しているため、ハイキングや登山などのシーンでも高度の変化をリアルタイムで記録できます。

GPS機能も強化され、Galileo、GLONASS、Beidouを含む複数の衛星測位システムに対応。これにより、都市部の高層ビルが密集したエリアや山間部など、GPS信号が途切れやすい環境でも精度の高い位置情報を取得できると考えられます。

防水性能やGPSの精度向上は、スポーツやアウトドアを楽しむ人にとって重要なポイントです。一方で、過酷な環境下での使用を考慮すると、耐衝撃性能についての情報は明らかになっておらず、過去のモデルと比較してどの程度の耐久性があるのかは未知数です。そのため、アウトドアでのハードな使用を考えている場合は、専用の保護ケースなどのアクセサリーの登場にも注目したいところです。

進化したバッテリー性能と長時間駆動のメリット

Xiaomi Watch S4は、486mAhのリチウムポリマーバッテリーを搭載し、最大15日間の連続使用が可能とされています。これにより、頻繁な充電の手間が減り、旅行や長時間のアクティビティ時にも安心して使用できます。特に、スマートウォッチは健康管理機能を活用する場面が多いため、充電の頻度が少ないことはストレスの軽減につながります。

また、長時間駆動が可能なスマートウォッチは、睡眠トラッキング機能を活用しやすいというメリットもあります。Xiaomi Watch S4は、心拍モニターや加速度計を搭載しており、睡眠の質を分析する機能が備わっています。しかし、頻繁に充電が必要なデバイスでは、夜間に装着することが難しくなるため、長時間バッテリーはこの点でも重要な要素です。

ただし、使用状況によってバッテリー持続時間には差が出る可能性があります。例えば、GPSを頻繁に使用するランニングモードや、Bluetooth通話を多用する場合、バッテリーの消費は増えると考えられます。

そのため、実際の使用環境でどの程度持続するのかは、今後のレビューやユーザーの報告を待つ必要があります。とはいえ、一般的なスマートウォッチと比較しても、Xiaomi Watch S4のバッテリー性能は十分に優れていると言えるでしょう。

グローバル版と中国版の違いとは?市場ごとの特徴を比較

Xiaomi Watch S4のグローバル版は、基本的なスペックは中国版とほぼ同じですが、いくつかの違いがある可能性があります。これまでのXiaomi製スマートウォッチの傾向から、ソフトウェアや機能の一部が市場ごとに異なるケースがあり、例えば中国版では利用できる一部の健康管理機能がグローバル版では制限されることがありました。

今回のリーク情報では、中国版で搭載されていたリストジェスチャー操作に関する記載がなく、グローバル版での実装は不明となっています。リストジェスチャー機能は、手首を動かすだけで特定の操作ができる便利な機能ですが、地域ごとの規制やソフトウェアの違いによって搭載されない可能性も考えられます。

また、グローバル版の価格は約159ユーロ(約25,000円)とされており、これは中国版の価格と比べて若干高めの設定です。

これは輸入コストや税制の影響を受けていると考えられますが、前モデルであるXiaomi Watch S3の価格と比較すると、大きな価格差はないため、性能向上を考慮すれば妥当な価格設定といえるでしょう。一方で、LTEモデルの価格や提供国についての情報はまだなく、今後の公式発表を待つ必要があります。

グローバル市場におけるXiaomiのスマートウォッチは、コストパフォーマンスの高さが評価されていますが、地域ごとの機能差が購入の決め手となることも少なくありません。今回のXiaomi Watch S4についても、中国版との違いを見極めた上で、自分の用途に合ったモデルを選ぶことが重要となりそうです。

Source:Gizmochina