Samsungは、Galaxy S24シリーズに続き、One UI 7のベータプログラムを拡大することを発表しました。新たに対象となるのはGalaxy Z Fold 6、Z Flip 6、S23シリーズ、Tab S10シリーズ、A55で、3月6日から段階的に提供が開始されます。
このベータプログラムは少なくとも1か月間実施され、4月には安定版のリリースが予定されています。ベータ版への参加はSamsung Membersアプリを通じて申し込みが可能で、OTAアップデートでインストールできます。ただし、最初に利用できるのはGalaxy Z Fold 6とFlip 6のみで、他のデバイスは3月中に追加される見込みです。
また、SamsungのAndroid 15ベースのOne UI 7は、これまでのOSアップデートと比較して約6か月遅れており、正式リリースまでの進捗が注目されています。ベータ版の提供地域は米国、英国、韓国、インドに限定されており、対象国のユーザーにとっては最新機能をいち早く試せる貴重な機会となりそうです。
One UI 7ベータの対象拡大 参加可能なデバイスと提供スケジュール

Samsungは、One UI 7のベータプログラムをGalaxy Z Fold 6、Z Flip 6、S23シリーズ、Tab S10シリーズ、A55に拡大することを発表しました。これにより、最新のGalaxy折りたたみスマートフォンやタブレット、昨年のフラッグシップモデルでも新機能をいち早く体験できるようになります。
このベータプログラムは、2024年12月にS24シリーズ向けに開始されたものと同様に、Samsung Membersアプリを通じて登録し、OTA(Over-the-Air)でインストールが可能です。ただし、最初にベータ版を利用できるのはGalaxy Z Fold 6とZ Flip 6のみで、その他のデバイスは3月中に順次追加される予定です。
提供地域は米国、英国、韓国、インドに限定されており、これらの国のユーザーは3月6日から順次ベータ版を試せるようになります。少なくとも1か月間はベータテストが続く見込みで、Samsungは4月中の正式リリースを目指して調整を進めています。ベータ版の利用者からのフィードバックを元に最適化を進め、より完成度の高いソフトウェアを提供することが期待されます。
One UI 7の新機能と進化点 期待される改善とは
One UI 7はAndroid 15をベースにしたSamsung独自のインターフェースで、前バージョンと比較してさまざまな改善が施される見込みです。特に、Galaxy Z Fold 6やZ Flip 6といった折りたたみデバイス向けに最適化された機能が搭載されることが予想されます。
また、SamsungはOne UI 7において、クイック設定や通知パネルのレイアウト変更、バッテリー管理の最適化、新たなGalaxy AI機能の統合などを進めていると見られています。これにより、より直感的な操作性や、長時間のバッテリー持続を実現することが期待されます。
ただし、現時点では具体的な機能の詳細は明らかにされていません。ベータプログラムを通じて新機能が順次判明するため、実際にどのようなアップデートが施されているのか、ユーザーのフィードバックが注目されます。特に、Galaxy S23シリーズやタブレットデバイスにおけるパフォーマンス向上がどの程度実感できるのかが気になるポイントとなりそうです。
Android 15ベースのOne UI 7は約6か月遅れ Samsungのアップデート戦略とは
SamsungのOne UI 7はAndroid 15をベースにした最新アップデートですが、リリースの遅れが目立っています。過去のGalaxy向けOSアップデートと比較すると、約6か月の遅延が発生していることが明らかになっています。
この遅れの背景には、Samsung独自のカスタマイズが大きく影響している可能性があります。One UIは、シンプルなAndroid OSとは異なり、Samsungの独自機能や最適化が加えられているため、開発やテストに時間がかかると考えられます。特に、折りたたみデバイス向けの特殊なUIや、Galaxy AIとの連携強化など、他社のAndroidデバイスとは異なる要素が多いため、慎重な調整が求められているのかもしれません。
また、4月に正式リリースが予定されているものの、過去の例を見ると、国やデバイスによって配信のタイミングに差が出る可能性もあります。特に、S23シリーズやTab S10シリーズなど、一部のモデルではリリースが後ろ倒しになることも考えられます。Samsungの今後のアップデートスケジュールには、引き続き注意が必要です。
Source:9to5Google