Vivoが最新の5Gスマートフォン「Vivo Y39 5G」を発表しました。本機は6.68インチのLCDディスプレイを採用し、120Hzのリフレッシュレートに対応。滑らかな映像表示が可能です。さらに、Snapdragon 4 Gen 2を搭載し、8GBのRAMと256GBのストレージを備えることで、快適な操作性を実現しています。
バッテリー容量は6500mAhと大容量で、1日を通して安心して使用可能。44Wの急速充電にも対応しており、短時間での充電が可能です。IP64規格の防塵・防滴性能を備え、指紋認証センサーを側面に搭載するなど、利便性と耐久性にも優れています。
6.68インチ120Hz LCD搭載 滑らかな操作性と視認性を両立

Vivo Y39 5Gは6.68インチの大型LCDディスプレイを採用し、120Hzのリフレッシュレートに対応しています。これにより、スクロールやアニメーションがスムーズに表示され、ゲームや動画視聴時の動きも滑らかになります。解像度は1608×720ピクセルで、精細さよりも滑らかな表示を重視した設計となっています。
また、LCDパネルは有機EL(OLED)に比べて焼き付きのリスクが低く、長時間使用しても表示品質が劣化しにくいという利点があります。高リフレッシュレートを活かしながら、目の負担を軽減できる点も注目すべきポイントです。側面の指紋認証センサーと併せて、スムーズなロック解除と操作性の向上が図られています。
解像度がフルHD未満である点は気になるところですが、バッテリー消費を抑えつつ、高リフレッシュレートを維持する設計と考えられます。ゲーミング用途では、ハイエンドモデルほどの高精細なグラフィックは期待できませんが、動きの速いアクションゲームやスクロール操作が多いアプリでは、その滑らかさが体感しやすいでしょう。
6500mAhの超大容量バッテリー 44W急速充電で長時間駆動
Vivo Y39 5Gの大きな特徴のひとつが、6500mAhの超大容量バッテリーを搭載している点です。一般的なスマートフォンのバッテリー容量は5000mAh前後が主流のため、それを大きく上回るサイズとなっています。これにより、1日中の使用はもちろん、動画視聴やナビ利用などバッテリー消費の激しいシチュエーションでも安心して使えます。
さらに、44Wの急速充電に対応し、バッテリー残量が1%から100%まで約83分で充電可能です。長時間の充電待ちを避けられるため、外出前や忙しい時間帯でも短時間で十分なバッテリーを確保できます。充電の手間を減らせることは、日常の使い勝手を大きく向上させるポイントと言えるでしょう。
ただし、大容量バッテリーを搭載しているため、本体重量は205gとやや重めです。これは片手操作が多いユーザーにとっては少し負担になる可能性があります。ただし、その分長時間駆動できるメリットを考えると、モバイルバッテリーなしで使える安心感の方が大きいと感じる人も多いでしょう。
Snapdragon 4 Gen 2搭載 パフォーマンスと省電力のバランス
Vivo Y39 5Gには、QualcommのSnapdragon 4 Gen 2チップセットが搭載されています。このチップは4nmプロセスで製造され、パフォーマンスと省電力性を両立したエントリー向けのSoCです。前世代のSnapdragon 4 Gen 1と比較すると、処理能力と電力効率が向上しており、日常のアプリ操作やSNS、Webブラウジングなどは快適にこなせます。
メモリは8GBのRAMを搭載し、さらに仮想RAM機能も利用可能です。これにより、複数のアプリを同時に開いても動作がスムーズで、カジュアルなゲームや動画編集アプリも一定の快適さを保ちます。ストレージは256GBと大容量で、写真や動画、アプリのデータ保存にも十分なスペースが確保されています。
ただし、Snapdragon 4 Gen 2はミドルレンジ以下のプロセッサのため、ハイエンドモデルのような高負荷の3Dゲームやプロ向けの編集作業には向きません。とはいえ、日常用途では十分な性能を備えており、特にバッテリー持ちを重視するユーザーには最適な選択肢となるでしょう。
Source:Gizmochina