Samsungの新型タブレット「Galaxy Tab S10 FE」がFCC(米国連邦通信委員会)およびSGS(スイスの認証機関)の認証を取得しました。これにより、発売が近づいている可能性が高まりました。認証データからは、大容量の7,760mAhバッテリーと45Wの有線急速充電対応が確認されており、長時間の使用にも耐えうる仕様となっています。
Galaxy Tab S10 FEがFCC認証取得 スペックの一部が明らかに

Galaxy Tab S10 FEがFCC(米国連邦通信委員会)とSGS(スイスの認証機関)の認証を取得しました。認証リストには、型番「SM-X526B」や「SM-X528U」などが含まれ、複数のバリエーションが存在する可能性があります。これにより、Wi-Fiモデルと5G対応モデルの両方が展開されることが予想されます。
認証データでは、バッテリー容量が7,760mAhであることが確認され、45Wの有線急速充電に対応することも判明しました。長時間駆動を重視するタブレットユーザーにとって、これらの仕様は魅力的なポイントとなるでしょう。さらに、Sペン対応やWi-Fi 6Eのサポートが確認されており、快適なネットワーク環境とスタイラスによる操作性の向上が期待されます。
SamsungのFE(Fan Edition)シリーズは、フラッグシップモデルの優れた機能を維持しつつ、価格を抑えた設計が特徴です。今回のGalaxy Tab S10 FEも、前世代のTab S9 FEシリーズのコンセプトを踏襲しながら、よりバランスの取れた性能になると見られます。認証情報をもとにしたリーク情報が増えていることからも、正式発表が近いと考えられます。
リークされたレンダリング画像が示すデザインの変化
YTechBがリークしたレンダリング画像によると、Galaxy Tab S10 FEはベゼルがやや太めのデザインを採用していることが分かります。縦長のディスプレイを備えており、前面にはパンチホールカメラが見られません。これは、過去のSamsungのタブレットと同様に、画面上部のベゼル内にカメラが組み込まれている可能性を示しています。
背面デザインはフラットな仕上げとなっており、コーナーは丸みを帯びた形状になっています。また、シングルカメラが搭載されており、Galaxy Tab S9 FEと似たデザインコンセプトが採用されているようです。
興味深いのは、このリークの中に「Galaxy Tab S10 FE+」とされるモデルも含まれている点です。こちらは、通常モデルよりも大きなディスプレイとバッテリーを搭載する可能性があり、上位機種として差別化されると考えられます。
デザインの変化は、使用感にも影響を与えます。例えば、やや太めのベゼルは誤タッチを防ぐメリットがあるため、特にタブレットを横持ちする際の操作性が向上すると考えられます。また、Sペン対応であることから、ペンを使ったメモやイラスト制作をする際の持ちやすさにも配慮されている可能性があります。こうした細かな調整が、より快適な使用体験につながるかもしれません。
Galaxy Tab S10 FEの登場でタブレット市場に与える影響
SamsungのGalaxy Tab Sシリーズは、Androidタブレット市場において主要な選択肢の一つとなっています。特にFEモデルは、プレミアムタブレットの機能を手頃な価格で提供することを目的としており、今回のGalaxy Tab S10 FEも同じ路線を継続すると見られます。この価格帯のタブレット市場では、AppleのiPad(第9世代や第10世代)や、Lenovo、Xiaomiといったメーカーの製品が競合になります。
バッテリー容量の増加やSペン対応といった特徴は、Galaxy Tab S10 FEがビジネス用途や学習用途に適したデバイスであることを示しています。また、Wi-Fi 6E対応により、通信速度の向上や安定性の強化が期待され、リモートワークやオンライン授業といったシーンでの活躍が見込まれます。一方で、ディスプレイやプロセッサの詳細な仕様はまだ明らかになっておらず、性能面でどの程度の向上があるかが注目されます。
Androidタブレット市場では、ハイエンドモデルとエントリーモデルの二極化が進んでおり、ミドルレンジの選択肢が限られている状況です。Galaxy Tab S10 FEが、価格と性能のバランスを取ったモデルとして登場すれば、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。正式発表と価格設定に期待が高まります。
Source:Gizmochina